競争市場構造(CIM)分析  PART1ならメガマックス

No.889:競争市場構造(CIM)分析  PART1

マーケティングモデルの1つで、プロダクトマーケットにおけるブランド間の競争を分析するのがCIM分析です。

経済心理学からライフスタイル分析などのステージをへて、消費者行動理論は発展していきます。そして、計量的アプローチによる数理モデルが登場します。

40年前のヘンドリーモデル(HENDRY MODEL)は、今日も、CIM研究では重要な役割を演じています。

    Ph|i = Ki Ph

市場全体における、ブランド i からブランド h に買い替える消費者の期待確率は、ブランド h のマーケットシェア(Ph)に比例するというモデルです。(Kは、定数)
参考文献:
A PARSIMONIOUS DESCRIPTION OF THE HENDRY SYSTEM(KALWANI)


ただし、ゼロオーダーという、以前にどのブランドを使っていたかが次のブランド購入に影響を与えないと仮定しており、耐久消費財などの、買い替え分析に適用するには、問題がありました。

この点を改良したモデルの研究も進んでいますが、それでも買い替える効用が非買い替えの効用を上回った時に買い替えが起こるという考え方に基づいて、展開されています。

掲載日:2010年11月21日

No.888:豊かな時代の終り PART3

No.890:競争市場構造(CIM)分析  PART2

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