Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.1890:なぜ赤字店の黒字化が難しくなったのでしょうか
昭和の時代の赤字店には、なまけている社員が数いました。
そこに、鬼軍曹が店長として着任。厳しく指導しました。ノルマを果たすまでは帰さない。休日も出勤させる。
汗をかく量と成果が比例していた時代です。短期で黒字化できました。
現代では、ITで管理していますし、まじめな社員ばかりです。サボってる社員なんていません。
パワハラ系の店舗運営なんて問題外です。
店舗運営は、組織としての仕組みと個人の力量の関数であるのは、今も一緒です。
仕組みを変えるのは時間がかかります。この仕組みでうまくいっている店もある訳ですから、仕組みを変えて、利益店が影響受けたら本末転倒です。実験と検証が必須です。
個人の力量のレベルアップには2通りあります。
理論に基づいた体系的な教育をしていく。ニトリさんが好例です。
もう一つは、現場に権限委譲して、どんどんとやらせる。ドンキさんが好例です。
どちらにしても時間がかかります。ましてや、権限委譲が不充分なのに教育も中途半端では、個人の力量もアップしません。