Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.651:景気ってなあに?
景気とは何かと子供に聞かれました。
経済の状態というかビジネスの状態というかより、お店がどれくらい売れているかという感じで説明しました。たくさん売れていると景気がいい。
じゃあなぜ、景気は悪くなるの。
これも答えが難しいですよね。農耕社会では、不作などで、供給側に問題が生じれば、不景気になります。現代では、供給側に問題は、感じられません。そうすると、買う側、すなわち需要側に問題が生じたのか。
今回の景気の後退は、実体経済というより、行き過ぎた信用経済に問題がある。過去の実績に基づいた確率論によって、金融が展開されてきたが、ここが行き詰ってしまった。
供給、需要双方に問題のない、世界同時不況。
確率という羅針盤があてにならなくなった時、未知の未来をどうやって進んでいくべきだろうか。
私は、「感」がキーワードだと感じます。