Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.1127:経済の見通しの連想ゲーム
日銀のさらなる金融緩和により金利が低下します。資金は、株式市場、不動産市場に流れ、ちょっとしたミニバブルが始まります。
為替は、1ドル100円、1ユーロ130円に迫ります。輸入ブランド品の値上げラッシュになります。
春先の景気指標も好調で、夏の選挙も与党が勝ち、消費税の来春のアップが正式決定します。
駆け込み需要も本格化しますが、企業は、国内設備投資には慎重なので、需要が供給を上回るという、あるべき姿でのインフレが発生します。
このタイミングで、日銀が国債をちょっと売ります。
国債の価格が下がるので、金融機関が急ぎ国債を売ります。金利が上昇します。
さらに、国外投資家勢が待ってましたとばかりに、円売りをしかけます。
インフレ、円安、金利上昇、駆け込み需要のバブルが同時進行でおこります。
混乱の中で、3月のピークを迎え、4月の消費税アップとともに、バブルがはじけます。
カオスの始まりです。
ということで、年内は強気、でもキリギリスにならないように要注意という感じでしょうか。