Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.1852:昭和の価値観と平成の価値観
テレビドラマの「不適切にも程がある」は面白いですね。現代は、迂闊に「頑張れ」というとパワハラになる時代。弱肉強食の昭和の価値観と多様性を認める平成の価値観は別物です。
このドラマと、教育者の高濱正伸先生の「基礎土台をしっかりとつくった上で、好きを強みにして自立していく」という教育論が自分の中でリンクしました。
まさに、将棋の研究の息抜きに詰将棋する藤井聡太さんとか、NYに何十泊しながら外食ゼロの大谷翔平さんの生き方が、好きと強みのマリアージュです。好きなことしてるから、全然、我慢しているという感覚がない。疲れない。
柳井さんの個人商店経営の追求とか、似鳥さんのチェーンストア理論の追求とか、永守さんの「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」という哲学への追求も同じなんでしょう。だから疲れない。ぶれない。
一方で、基礎土台が昭和の価値観で、その上に平成の価値観をのっけている一般シニアは負け組の行進曲。すぐ疲れちゃうし、ブレブレです。