Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.1900:5億円のソファ
前澤友作さんが自身のYouTubeチャンネルで、ご自宅を紹介。リビングルームには、真っ赤な1950年代のフランス製のソファ。最近買われたそうで、5億円とのことです。色違いもいくつかお持ちです。
お部屋にはピカソの絵画も飾ってあります。
ビンテージがお好きで、フランスのデザイナーがお気に入りのようです。当社も、フランス、イギリス、デンマーク、オランダのビンテージ家具を扱っていますが、フランスビンテージ家具には艶(つや)を感じます。アールデコの流れがありますよね。アールヌーボーは日本の浮世絵の影響を強く受け、それに続く現代の様式がアールデコです。
イギリスのビンテージ家具は、同じ君主制の国としてのトラッド感を感じます。
デンマークのビンテージ家具は、シンプルモダンの先駆けで、ミニマリズムに通じています。こちらも日本文化の影響を強く受けたと言われています。
そう、これらの国々のビンテージ家具が日本で人気なのは、これらのルーツがあるからでしょう。
前澤友作さんにとって、ビンテージソファでも、当時のオリジナルファブリックの作品であるかが大切なようです。
当社も50年代のオリジナル皮革のドロップチェアを所有しています。コペンハーゲンのオークションで落札した作品です。
ミニマルなデンマークビンテージ家具ですが、フィンユールの家具には色気を感じます。こちらも、世界で最も美しいアームチェアと言われるNV45を所有しています。コペンハーゲンのフィンユール生誕100周年記念オークションで落札した作品です。この時落札したフィンユールのワークテーブルも所有しています。
是非、前澤友作さんのコレクションにも、デンマークビンテージ家具を加えて欲しいです。
前澤友作さんのコレクションのアドバイザーのチームからのご連絡をお待ちしています!
そういえば、以前にこのバイヤーズボイスで紹介したジャン・プルーヴェのファサードパネルは、東京六本木の施設に納品されました。