Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.774:フリーの時代 PART2
2007年の当社の会社説明会で、夢の話をしました。それは、物の値段のない世界。
アメリカのテレビドラマ「宇宙空母エンタープライズ」の一話に、艦長がタイムマシンで現代社会に来るシーンがありました。
現代人が、エンタープライズの艦長になると給与はどれくらいもらえるのか質問します。答えは、自分のいる時代では、物に値段はない。よって給与はない。必要な物は、必要な時に手に入る社会であるというものでした。
物の値段のない世界。すべての人は、毎食ステーキを食べるでしょうか。すべての人が車は、高級スポーツカーに乗るでしょうか。まったく別の価値感が支配する世界のはずです。
低価格を志向するものにとって、究極の夢の世界です。そんな世界は、100年たっても無理だよなと思っていましたが、すでに、無料経済は、幕を開けつつあるのですね。
恐怖か歓喜か。