Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.842:余命3年説
3年以内に消費税が10%にアップするのが、現実味を帯びてきました。
消費税が3%から5%にアップした時に家具小売業界最大手は、チャンスとばかりに実質の価格を据え置きました。
当社も価格を据え置きましたが、この2%を稼ぐために大変な苦労でした。この据え置きについていけず、多くの企業がリタイアしました。
さらに2004年の税込表示義務化の時も外税価格でそのまま内税価格で販売と、実質の値下げをしました。ここでも多くの企業がリタイアしました。
間違いなく、最大手企業は10%になる時、価格を据え置くでしょう。千載一遇のチャンスだからです。
この5%についていける家具インテリア企業は、おそらく、皆無に近いでしょう。
「余命3年」は、冗談の話でありません。