Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.940:同質戦略と差別化戦略
店舗間の競争にあっても、物量に物を言わせて戦う、強者の戦略が同質戦略です。同じタイプの店なら面積の大きい店、資金量の豊富な店が強い。
弱者の戦略が差別化戦略です。大手と違う土俵で勝負する。大手の近くにあっても相補性で成り立たせることができます。
高度成長期のマーケットが拡大している時期は、規模に係わらず、同質戦略で、皆が戦えました。この時は、汗をかいた量が成果に比例していました。組織も類似性の強い集団が強かった。
今日では、差別化戦略が基本戦略であると言われています。
牛丼戦争などを見ると、同質化と差別化を相手に対して、同時に仕掛けている感じがします。この戦略は最強のような気がします。